女児に電話で「おしりをもんであげる」…抱きついてキスした成田市議を逮捕
自身が運営する「まんが図書館」で小学生の女児にキスをしたなどとして、千葉県警は7日、成田市議の星野慎太郎容疑者(55)(成田市中台)を強制わいせつ容疑で逮捕した。
「あいさつぐらいの気持ちで(キスを)した」と容疑を認めているという。
発表によると、星野容疑者は2022年11月中旬頃から同年12月頃までのいずれかの日の午後5時頃〜6時頃、自身が館長を務める成田市内のまんが図書館で、10歳代の女児に正面から抱きついて頬にキスをした疑い。
まんが図書館は、市民などから寄贈された漫画本を扱い、地域の住民に貸し出す私設図書館。
女児は被害に遭う約1年前から、友人らと図書館に通うようになり、星野容疑者と面識があったという。
星野容疑者から電話で「おしりをもんであげる」など卑わいな言葉をかけられたり、わいせつな行為をされたりするようになり、今年1月になって学校に相談した。
星野容疑者は2015年に初当選し、現在3期目。市議会事務局によると、19年5月から3年間、市議会の教育民生常任委員会の副委員長を務めた。
9日開会の市議会定例会の一般質問に向けては、「子どもたちの居場所づくり」に関する質問をすると市側に通告していた。
自身が開設したとみられる公式ブログでは、「子どもたちの未来」につながる政策を中心に市民の声を市に届けるなどと記している。
市教育委員会の関川義雄教育長は7日、「容疑が事実であれば、子どもを自分の欲望の対象にする絶対に許せない行為」と語り、厳しい表情を見せた。