歌舞伎町の公園で売春の客待ち、21歳から46歳の女性計35人を現行犯逮捕
東京・歌舞伎町にある新宿区立大久保公園周辺で売春の客待ちをしたとして、警視庁は3日、9月に複数回行った取り締まりで、女性計35人(21〜46歳)を売春防止法違反容疑で現行犯逮捕したと発表した。
発表によると、35人はいずれも日本人で、約7割は20歳代。ホストクラブの代金など遊興費目的が約4割を占めた。生活困窮者も多く、4人が逮捕後に福祉支援を希望し、警視庁が居住自治体などに連絡した。
同公園の周辺では近年、夕方になると客待ちをする女性の姿が目立ち、SNSには客と女性のやり取りなどを撮影した動画の投稿が相次いでいる。警視庁は治安の悪化やトラブルの発生を警戒し、周辺の取り締まりを強化。1〜9月の客待ち行為の逮捕者は計80人で、昨年1年間の51人を既に上回っている。
売春の客待ち行為は、6月以下の懲役または1万円以下の罰金を科される。