「トー横」被害防止へ情報共有 東京都、警視庁、新宿区が連絡会の初会合
東京都新宿区歌舞伎町の通称「トー横」で若者の性被害や自殺などのトラブルが発生している問題を巡り、都は30日、関係機関と情報共有するための連絡会の初会合を開いた。
連絡会には都、警視庁、新宿区の関係者が参加し、非公開で行われた。会合の冒頭、都生活文化スポーツ局の米今俊信・治安対策担当部長が「トー横の問題解消に向けた政策展開を図っていきたい」と述べた。
同局によると、会合では、トー横に集まる若者の補導、取り締まりなどの取り組み状況などを報告し合った。次回会合では民間の支援団体も参加し、意見交換するという。時期は未定。
トー横には数年前から、不安や悩みを抱える若者が交流サイト(SNS)を通じて集まるようになり、児童買春などの犯罪に巻き込まれるケースもある。都青少年問題協議会が7月、実態把握の実施や相談窓口の構築などの対策を講じるよう、小池百合子知事に答申していた。