大阪のホストクラブ110店舗に予告なしで一斉立ち入り…女性客への売春強要など多発で
ホストクラブで女性客がツケ払いの「売掛金」として多額の借金を背負う問題が相次いでいるとして、大阪府警は22日夜、大阪市北区、中央区のホストクラブ計約110店舗を対象に、営業実態の把握やトラブル防止のための指導を目的とした一斉立ち入りを実施した。
女性客が売掛金返済のために売春を強要されるなどのトラブルが多発していることから、風営法に基づいて、警察官が事前予告なしで各店舗を訪問。
メニューで分かりやすく料金を表示しているかどうかなどを確認し、「客に売春をさせた従業員の摘発が増え、社会問題化している」などと書いたチラシを店舗責任者らに手渡し、注意喚起した。
府警保安課の西川敦管理官は「法の順守はもとより、売掛金による問題が起きないよう、適切な対応を指導し、違反があれば厳正に対処する」と話した。