歌舞伎町のホストクラブ代表たちが「来年4月から売掛金しない」などのルール作成 悪質ホストクラブ問題
ホストクラブの「売掛金」、いわゆるツケ払いを支払わせるため、女性客に売春をさせるなどの問題。東京・歌舞伎町にあるホストクラブの代表者たちが来年4月から売掛金を廃止すると明らかにしました。
東京・新宿区役所に集まったのは、歌舞伎町にあるホストクラブの代表たちです。
groupdandy 巻田隆之 代表
「歌舞伎町のホストクラブにおきまして、最近の報道に取り上げられました不適切な出来事に関しまして、深くお詫び申し上げるとともに真摯な反省の意を表明いたします」
謝罪の言葉を口にした理由。それは、店からの高額な売掛金、いわゆるツケの支払いのため、女性客が売春をさせられるなどの“悪質ホストクラブ”が問題となっているためです。
警察庁長官が歌舞伎町の視察を行うなど全国的に問題となっている悪質ホストクラブ。
こうした中、きょう新宿区とホストクラブ200店舗以上を運営する13グループの代表者たちが対策などを協議しました。
ホストクラブ側がまとめたルールの1つが…
新宿区 吉住健一 区長
「4月からは売掛金をしない、というルールを業界としてまとめたということ」
段階的に売掛金ができる割合を減らし、「来年4月から廃止する」というものです。
示されたルールでは、来年1月の売掛金の上限は支払い料金の30%まで。2月、3月と徐々に上限を厳しくしていき、4月から売掛金を廃止するということです。
groupdandy 巻田隆之 代表
「今まで30年も40年も業界でずっと続いてきた慣習なので。まずは段階的に続けていくために、70%80%ということで、限りなく売掛をしない形に持っていくために段階を追って今やっていこうと」
ホストクラブ側は今後、200店舗以上が参加する業界団体を作って、内容を周知していくとしています。