ホストクラブは風営法で午前1時まで…同じビルのバーに移動して営業継続、客に16歳少女も
名古屋・栄地区でホストクラブを無許可営業したとして、愛知県警中署は5日、住所不定、飲食店経営の男(25)と名古屋市守山区、風俗店経営の男(37)を風営法違反(無許可営業)容疑で逮捕した。
捜査関係者によると、2人は、無許可営業の店を使って、同法で認められない午前1時以降に営業した疑いがある。
発表によると、2人は6月、25歳の男が経営する飲食店「BAR ちょめ×2」で、無許可でホストによる風俗営業をした疑い。
捜査関係者によると、同じビル内にある37歳の男が経営するホストクラブでは、風営法で認められた午前1時頃まで営業し、以降にホストと女性客が、25歳の男が経営する飲食店に移動し、未明まで営業していたとみられる。同署は、2人が2店を一体的に営業していたとみている。
県警が25歳の男が経営する店を11月に捜索した際、「ハーフロック」「満水」などの選択肢がある「ルーレット」や大量の酒を発見。
ルーレットはホストが客に酒を飲ませるための備品とみられる。また、この店では、ホストが16歳の少女を接客していた疑いがあることも捜査関係者への取材で判明した。
ホストクラブを巡っては、女性客がツケ払いの「売掛金」として多額の借金を抱え、返済のために売春を強要されることが問題視され、警察庁は11月、全国の警察本部に取り締まり強化を指示。県警は繁華街での一斉立ち入りを今月1日から始め、違法行為や高額請求の有無を捜査している。