今後1か月程度「最大震度5強程度以上の地震に注意」気象庁 震度1以上は1200回超に
気象庁は8日午後2時から記者会見を開き、1月1日に発生した能登半島地震について、依然として地震活動が活発だとして、今後1か月程度は最大震度5強程度以上の地震に注意するよう呼びかけました。
地震の回数は全体としては緩やかに減少しているものの、震度1以上の地震は1月1日以降、1200回以上に上っていて、2004年の新潟県中越地震や2016年の熊本地震と比べても多く推移しているということです。
また去年12月までと比べて、地震活動の範囲は広がっていて、これまでよりも広い範囲で強い揺れに注意が必要です。
一方、津波の観測ができなくなっていた「輪島港」と「珠洲市長橋」の2つの観測地点について、気象庁は、輪島港に臨時の津波観測装置を設置し、8日正午から能登半島北側での津波の監視を再開したと発表しました。