ポリ袋2枚で「簡易トイレ」、断水時の急場しのぎに…便器壊れた場合は段ボールやバケツでも
災害時、断水で水洗トイレがいつも通りに使えなくなる。市販の携帯トイレがなくても、急場をしのぐ方法がある。既存の便器を活用した簡易トイレの自作だ。
洋式トイレが前提で、壊れていなければ、便器に大きめのポリ袋をすっぽりとかぶせる。便座を下げてもう1枚ポリ袋をかぶせ、吸水性の高い素材を入れる。凝固剤があれば最適だが、紙おむつや新聞紙、猫砂、ペット用のトイレシーツでも代用可能だ。
用を足した後のポリ袋はしっかりと結ぶ。水洗トイレの復旧、ごみ収集再開までは自宅などに保管。廃棄は地元自治体の指示に従う。便器が壊れている場合は代わりに段ボールやバケツを使う。同じ要領で簡易トイレを作り、難を逃れたい。
トイレがままならない状況では、食料や水分を取ることを控えてしまいがちだ。脱水症状になりかねない。
日本トイレ研究所(東京)はホームページで「トイレ対策の徹底は健康面や衛生面の管理、避難所の安定的な運営にも役立つと考えられる」としている。