売春で稼がせるために女子高生を自宅に住まわせた疑い、元ホストを書類送検…有害支配容疑のホスト適用は全国初
福岡市・中洲のホストクラブ代を売春で稼がせるために女子高生を自宅に住まわせたとして、福岡県警は27日、同店の店長でホストだった男(21)(福岡市中央区)を児童福祉法違反(有害支配)容疑で福岡地検に書類送検した。県警によると、同容疑をホストに適用するのは全国初という。
発表では、男は昨年11月〜今年1月、売春の待機場所として自宅マンションに女子高生(当時16歳)を住まわせ、支配下に置いた疑い。「ホストとしての売り上げを伸ばすためにやった」と容疑を認めている。
女子高生は男に会うために同店に通い、昨年8〜12月に酒代などとして約200万円を支払っていた。マンションに住み始めて以降は近くのホテルで売春を繰り返し、1日5万〜15万円を得ていた。同店は現在は営業していない。
県警によると、同店については、この女子高生を含め、警固公園(福岡市・天神)に集う「警固キッズ」と呼ばれる複数の少女が、売春で稼いだ金で通っていたことが確認されている。