「イッツ・ア・スモールワールド」作曲家リチャード・シャーマンさん死去 95歳 ディズニー楽曲のレジェンド
ディズニーの「イッツ・ア・スモールワールド」の作曲者として知られるディズニー楽曲のレジェンドで作曲家のリチャード・シャーマンさんが25日(日本時間26日)、米カリフォルニア州ロサンゼルス市内の病院で亡くなったことが分かった。享年95。加齢に伴う病気のためと複数の米メディアが報じた。
シャーマンさんは兄ロバートさん(2012年死去)と「シャーマン・ブラザーズ」としてともに楽曲作りにいそしみ、ディズニー映画「メリー・ポピンズ」や、人気アトラクションの「イッツ・ア・スモールワールド」など数多くの楽曲を手がけた。映画「メリー・ポピンズ」内の楽曲「チム・チム・チェリー」は米アカデミー賞とグラミー賞を受賞している。
米ウェブメディアの「THE WRAP」はウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOのコメントを紹介。
「リチャード・シャーマンは、ディズニー・レジェンドであることの意味を体現し、兄のロバートとともに、私たちの人生のサウンドトラックの大切な一部となっている愛すべき名曲を生み出しました。『メリー・ポピンズ』や『ジャングル・ブック』のような映画から、『イッツ・ア・スモールワールド』のようなアトラクションまで、シャーマン・ブラザーズの音楽は何世代もの観客の心をとらえてきました。我々は、リチャードが世界に残した足跡に永遠に感謝するとともに、彼のご家族に深い哀悼の意を表します」