輪島市で行方不明者の捜索再開へ…2次災害予防で中断していた3地区3人のうち1か所1人
能登半島地震で石川県警が3月から中断していた輪島市内での行方不明者の捜索活動を、24日にも再開することが関係者への取材でわかった。県警は二次災害の危険があるとして市内3地区で捜索を中断していたが、このうち土砂の撤去など安全対策を終えた1地区で捜索再開を決めた。
県などによると、現在、地震による行方不明者は輪島市内の3地区、3人となっている。
捜索を再開するのは、地震による土砂崩れで瓦職人の男性(56)が行方不明となっている同市市ノ瀬町の現場。県警は消防や自衛隊と連携して捜索していたが、発見には至らなかった。捜索範囲を広げると、土砂崩れの危険がある場所が対象に入るため危険だとして、3月4日以降中断していた。
県警は残る2地区についても、安全対策が完了し次第、捜索を再開する方針だ。