世界長者番付、マスク氏が世界一 トランプ政権に10人以上 億万長者の権力、史上最高
米誌フォーブス(電子版)が1日、2025年版の世界長者番付を発表し、イーロン・マスク氏が3420億ドルが2022年版以来、3年ぶりに世界一になった。マスク氏はテスラ、スペースXで成功を収めるだけでなく、ドナルド・トランプ米大統領の選挙活動にも深く関与。政権では政府効率化省を事実上率い、閣議でも閣僚と並んで座るなど、存在感を高めている。テスラへの抗議活動も起きているが、業績は昨年より高い。
世界長者番付はフォーブスの名物企画で今回で39回目。10億ドル以上の億万長者の番付で、今回は過去最多の3028人がランクインした。
マスク氏に首位を奪われたのは昨年1位、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)を率いるベルナール・アルノー氏で1780億ドル。LVMHの株価低迷で、2017以来最低の5位に滑り落ちた。
初の2位に浮上したのはメタのマーク・ザッカーバーグ氏で2160億ドル、3位はアマゾンのジェフ・ベゾス氏は2150億ドル、4位はオラクルのラリー・エリソン氏で1920億ドルで、LVMHのアルノー氏が5位だった。
最も億万長者が多い国は米国で902人がランクインした。ドナルド・トランプ大統領は700位の51億ドルだが、フォーブス誌は米大統領に返り咲いたトランプ氏について「億万長者層のリーダー」と指摘。トランプ政権には、10人以上の億万長者(またはその配偶者)が含まれ、右腕には世界トップのマスク氏が存在感を示しており、同誌は「億万長者は常にリッチで力を持ってきたものだが、現在の状況以上にパワフルだったことはない」とし、億万長者たちの権力がこれまでにないほどに高まっていると指摘している。
日本人では、ユニクロのファースト・リテイリング柳井正氏とその親族が451億ドルで30位に入った。