円山動物園周辺の円山西町や宮の森で、クマの足跡が複数発見されました。

付近にある円山公園が全面閉鎖となっています。

雪の上に点々と続いたクマの足跡。

札幌市中央区円山西町１０丁目付近で１１月１１日午前８時すぎ、近隣住民から「ヒグマと思われる足跡が山の方向に続いている」と１１０番通報があり、札幌市が痕跡調査を実施しました。

（近隣住民）「雪が降ったのでたまたま足跡が残っただけで、常日頃歩いていたのかもと思うと怖いですね」

付近の円山動物園に設置された監視カメラには９日にクマの姿が映っていたほか、１０日夜には宮の森の住宅街でもクマが目撃されました。

（恩田記者）「札幌市中央区宮の森の住宅街です。雪の上にはクマの足跡が残っていて、住宅の敷地内へ続いています」

（近隣住民）「あ！ほんとだ、これね。結構大きいですよね、気を付けないといけない」

近隣の小学校では保護者が子どもを送り届ける姿が目立ちました。

札幌市によりますと、３か所で確認されたクマはいずれも同一個体の可能性が高く、付近にある円山公園が２週間をめどに全面閉鎖となっています。