「地獄を見せてやる」

専門学校生のＡ子さん（１９）に殴る蹴るの暴行を加え、１４日、警視庁に傷害容疑で逮捕された法政大２年生でホストの酒井悠輔容疑者（２１）。２人の出会いは、やはり“色恋営業”だったようだ。

関係者らによると、酒井容疑者は昨年２月ごろから東京・歌舞伎町で業界最大級、年商１００億円ともいわれるホストクラブグループの直営店で働き始めた。

「酒井容疑者は昨年１２月に、六本木の踊る方のクラブでＡ子さんと知り合い、交際するように。といっても“色恋営業”だったようで、気があるフリをしてＡ子さんをたびたび自分のホストクラブに連れて行き、Ａ子さんに無断で高価なシャンパンを注文していた。金ヅルとしか見ていなかったようです」（捜査事情通）

Ａ子さんは普通の専門学校生で、“夜の高額バイト”をしているわけでもなかった。

「６０万円以上の売掛金（ツケ）が払えない」

Ａ子さんからそう告げられた酒井容疑者は、今月１日深夜２時半ごろ、Ａ子さんを歌舞伎町の自宅マンションに連れ込み、「地獄を見せてやる」「風俗店で働いて払え」などと殴る蹴るの暴行を加え、全治３週間のけがを負わせたという。

「売掛金を回収できないと、ホストが自腹を切る羽目になる。酒井容疑者も必死だったのでしょう。追い込まれたＡ子さんは、どこからか集めた約６６万円を酒井容疑者に渡した。一部は奨学金として借りたお金だったそうです」（前出の捜査事情通）

その後、Ａ子さんが警察に相談し、発覚。酒井容疑者は容疑を認めている。

「酒井容疑者が在籍していたのは一大チェーンで、年収１億円のカリスマホストを何人も育ててきた。酒井容疑者の店では約３０人が働いていますが、酒井容疑者はナンバー入り（売り上げ上位）でもない。６０万円であたふたする痛ホス（勘違いホスト）ってことです」（業界関係者）

酒井容疑者の勤務態度について店に問い合わせたが、「お答えしかねます」とけんもほろろ。
これから地獄を見るのは法政大生でもある酒井容疑者の方か。