神田正輝「旅サラダ」最後の出演 レギュラー終了、俳優業も断り…「事実上の引退になるのか…」の声も
俳優の神田正輝(73)が28日、27年半にわたって司会を務めたテレビ朝日系「朝だ!生です旅サラダ」(土曜前8・00)で最後の出演を終えた。
これで神田のレギュラー番組はゼロになる。
1973年、石原裕次郎さんと知人を介して偶然出会い、「役者にならないか」と誘われたのがきっかけで石原プロ入りして俳優デビュー。「大都会」「太陽にほえろ!」、2時間ドラマ「赤い霊柩車シリーズ」など、さまざまな作品で活躍してきた。2021年1月に石原プロが解散。新規の仕事をすることなく、22年に自身の個人事務所も閉鎖した。「最近では俳優業の出演依頼も断っているようだ」(テレビ関係者)という。
唯一のタレント活動となった「旅サラダ」は1997年4月、草野仁の後を継ぎ、2代目司会者に就任。神田の放つおやじギャグは番組名物となり、土曜の朝にほのぼのとした笑いを届けていた。
2021年12月、長女の神田沙也加さん(享年35)が急死した後も「旅サラダ」を休むことなく出演。番組冒頭で「いつも僕がみんなを守る立場なのに、今日はみんなに守られているような雰囲気がする。ありがとうございます」と共演者に語り掛けた後「僕は元気ですよ」と笑顔も見せ、カメラに向かって小さく右手を振り、視聴者へ気遣いも見せた。
そんな神田が昨年11月18日に「72歳で初めて体のメンテナンスをすることになりました」と番組を欠席。その後、今年1月末に約2カ月ぶりに復帰したが、以前よりほっそりした姿に心配する視聴者が続出し、激やせ&重病説も流れた。
その後、制作する朝日放送が7月6日に9月をもって神田が卒業することを発表。7月12日に投稿された勝俣のYouTubeチャンネルに出演し、やせた理由は「ある人に教わって17時間ファスティングをした」と説明。「おなかが出ちゃって足の爪を切るのにしんどくなったから」と体型を戻そうとしたことがきっかけだったとした。だが、やめるタイミングが分からずに1年半も継続してしまい、「栄養吸収ができなくなって体調を整えようと、ちょっと休もうって。そしたらみんな勝手にいろいろ言って…」と振り返った。番組を休んでいる間は「入院というか、それを戻すためのトレーニングをしていた」と語り、現在は食事制限もなく、酒も大丈夫と元気をアピールしていた。
テレビ関係者は「俳優業は断っていると聞くし、旅サラダにも“ゲストには来ない”と言っている。これでレギュラー番組はなし。“事実上の引退となってしまうのか”と寂しく感じている関係者は少なくない。スキーはプロ級で趣味の多い人なので、そちらを楽しむのかもしれない。旅サラダには“文句を言いに来るから”とも言っているので、仕事仲間との交流は続けていくのでしょう。機会があれば、ぜひまた元気な姿を画面で見せていただきたいです」と話している。