大学生転落死させた事件 中学生2人 別男性からも現金奪ったか
ことし2月、大阪で男子大学生を脅し、ビルから転落死させたとして、中学生3人が逮捕されるなどした事件で、警察は、このうち2人が、別の男性に暴行を加えたうえ現金を奪っていたなどとして、児童相談所に通告しました。
ことし2月、大阪 中央区で22歳の大学生をビルから転落死させたとして、いずれも大阪府内に住む中学生で14歳の少女と15歳の少年が逮捕され、3月に監禁致死にあたる非行があったとして家庭裁判所に送られました。
また、警察は事件に関わっていたとして、当時13歳の中学生の少年を児童相談所に通告しています。
警察によりますと、その後の捜査で、このうち14歳の少女と当時13歳の少年の2人が、ことし1月に別の28歳の男性を同じビルの中に誘い込んだうえで暴行を加え、現金を奪うなどしていたことが分かったということです。
少女は当時13歳で、警察はこの2人について、いずれも児童相談所に通告しました。
また、別の14歳の男子中学生も関わっていたとして、強盗未遂の疑いで書類送検しました。
警察によりますと、少女らはSNSで17歳の女性になりすまして被害者の男性を誘い出し、暴行を加える様子などをスマートフォンで撮影していたということです。
少女と当時13歳の少年は事実関係を認め「手口は先輩に聞いたり自分たちで考えたりした。友達に動画を見せて自慢したかった」などと話しているということです。
また、14歳の男子中学生は任意の事情聴取に対し「金を奪う目的はなかった」と容疑を一部否認しているということです。