小池百合子知事「選挙妨害と言わざるを得ない」学歴詐称疑惑めぐり刑事告発に怒り
東京都の小池百合子知事(71)は19日、20日に告示される東京都知事選(7月7日投開票)を前に、都内の日本記者クラブで行われた主要候補4人の共同会見に臨み、一貫して否定している学歴詐称疑惑をあらためて否定した。
小池氏をめぐっては、元側近で弁護士の小島敏郎氏が18日、小池氏がエジプト・カイロ大を卒業したとする虚偽の学歴を選挙公報に記したとして、公選法違反の疑いでこの日、東京地検に告発状を提出している。
小池氏は、学歴詐称疑惑について問われた際「何度も(卒業の)証明書を出している。どこにはんこが足りないとか言っておられるようでございますが、カイロ大そのものが(卒業を)認めている」「(卒業を)証明するのはどなたなんでしょうか。大学の証明は、大学がなさるものだ」と、これまでの主張をあらためて訴えた。
「すでに証明するものは証明している」とした上で、今回の刑事告発を念頭に「このような選挙間近になって、4年前もそうだった。これは選挙に対しての妨害と言わざるを得ない」と、強い不快感を示した。