「日暈」と「環水平アーク」上空で… 青森
青森県の上空で、大きな光の輪「日暈(ひがさ)」と鮮やかな虹色の光の帯「環水平アーク」が同時に見られた。
7日午前11時半頃、青森市の上空で、太陽の周りに大きな光の輪が見られた。
「日暈」という現象で、薄雲に太陽の光が屈折することで現れ、この時期にはよく見られる現象だという。
さらに、その下に虹色の帯が見られた。大気中の氷の粒に太陽の光が屈折し虹色に輝く「環水平アーク」と呼ばれる現象。
気象台によると、同時に二つ見えるのは非常に珍しいという。
「日暈」と「環水平アーク」は弘前公園でも見られた。園内を散策に訪れた人たちは、天守と一緒に写真に収めていた。
この現象は、東北地方では青森県と秋田県の広い範囲で観測された。
青森地方気象台によると、「環水平アーク」は年に数回しか見られない珍しい現象で、太陽の位置が高くなる今の時期から秋ごろに観測されることが多いという。