ガザ空爆で妊娠30週の女性死亡、緊急帝王切開で赤ちゃん誕生
パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍の攻撃により死亡した女性から女児が緊急帝王切開で誕生した。女性はこの攻撃時、妊娠30週で、夫や子どもとともに命を落としていた。赤ちゃんの状態は安定しているというが、医師は「この子は生き延びたけれど、生まれながらに孤児だ。そこに最大の悲劇がある」と嘆いた。
ガザで、死亡した女性から帝王切開で女の赤ちゃんが誕生。パレスチナ当局によると、この母親は夫と娘とともに殺害された。
赤ちゃんの体重は1400グラム。現在は安定している。
「赤ちゃんが誕生した時、状態は中間から重体の間だった。夜から医療処置を施した結果、この数時間で徐々に良くなっている。現在は比較的安定している。3、4週間ここで治療し、状態を見てから退院できるかを見極め、叔父や叔母か祖父母のもとへ行くことになる。この子は生き延びたけれど、生まれながらに孤児だ。そこに最大の悲劇がある」
イスラエル軍による攻撃で一家では子供13人が死亡。母親のサブリーン・アルサカニさんは、妊娠30週だった。