移民ら約6000人が「死亡」扱いに 追い出す狙いか 米国
アメリカメディアは、不法移民の排除に注力するトランプ政権のもとで、移民らおよそ6000人が、生存しているにもかかわらず「死亡」扱いにされていると伝えました。
アメリカの有力紙・ワシントンポストは12日、生存している移民らが社会保障局のデータベース上で「死亡」と書き換えられていると伝えました。
「死亡」扱いになると、賃金を受け取る際などに必要な社会保障番号が使えなくなるため、実質的にアメリカでの生活をできなくして、移民らを追い出す狙いがあるとみられています。
ワシントンポストの調べによると、対象となった10代から80代までの6100人の大半がヒスパニック系で、ホワイトハウスは、全員テロや犯罪と関わりがあると主張しているということです。
「死亡」扱いへの書き換えについては、実業家のイーロン・マスク氏が率いる「政府効率化省」などが主導したとされています。