東京・歌舞伎町のホストクラブで、女子高校生に酒を提供したなどとしてホストの男が逮捕されました。逮捕直前の映像からは、“恋愛感情”を女性客に抱かせカネを使わせる男の手口が見えてきました。

「蓮士」と名乗るこの男。おととい、風営法違反の疑いで逮捕された新宿・歌舞伎町のホスト、稲場勇哉容疑者（22）です。
稲場容疑者は去年、勤務するホストクラブに当時15歳の女子高校生を来店させ、20歳未満と知りながら酒を提供した疑いが持たれています。

警視庁によりますと、稲場容疑者は女子高校生に1回107万円の「シャンパンタワー」を含む、総額およそ600万円を店で使わせていたということです。稲場容疑者はホストと告げずに歌舞伎町で声をかけ、その後、恋愛感情を抱かせて店に来るように誘ったとみられています。

女子高校生は警視庁に対して「結局、ホストと客という関係で、自分はただの金づるなんだと気づいた」と話しているということです。

逮捕直前の映像には初めて訪れた女性客に甘い言葉を囁く、稲場容疑者の姿が写っていました。

稲場勇哉容疑者
「2人で会いたい、ゆっくりまた。朝まで一緒にいられる日、（一緒に）長くいられる方が俺的にはベスト」

取り調べに対し稲場容疑者は容疑を否認しています。