すすきのホテル殺人事件 田村瑠奈被告、2回目の精神鑑定へ
親子3人が逮捕・起訴された札幌・すすきののホテル殺人事件で、男性の首を切断し頭部を持ち去った罪などに問われている田村瑠奈被告について、札幌地裁が2回目の精神鑑定を決めたことが新たに分かりました。
去年7月、札幌・すすきののホテル客室から62歳の男性の遺体が頭部のない状態で見つかった事件では、田村瑠奈被告と父親の修被告、母親の浩子被告の一家3人が逮捕・起訴されています。
関係者によりますと、殺人罪などに問われている瑠奈被告の刑事責任能力を調べるため札幌地裁が精神鑑定を決めたことが新たに分かりました。
瑠奈被告をめぐっては、札幌地検が起訴前におよそ半年間の鑑定留置を行い、「刑事責任を問える」と判断していました。
瑠奈被告の裁判員裁判では、刑事責任能力の有無が争点になるとみられ、弁護側が札幌地裁に対し、精神鑑定を請求していました。
2回目の鑑定には数か月を要するとみられ、結果は瑠奈被告の裁判で証拠として提出されるとみられます。