米フロリダ州パームビーチの私邸「マーアーラゴ」での共和党上院議員を招いた夕食会で演説するドナルド・トランプ大統領（2025年2月7日撮影）。（c）ROBERTO SCHMIDT/AFP

ドナルド・トランプ米大統領は7日、ジョー・バイデン前大統領が推進した環境に優しい紙ストローを激しく批判し、米国はプラスチックストローに戻すと表明した。

紙ストローは環境汚染の原因となるプラスチックごみを減らすことができる反面、多くの消費者から不評を買っている。

トランプ氏はソーシャルメディアへの投稿で、「来週、大統領令に署名して、役立たずの紙ストローを推進するというバイデンの愚行を終わらせる。プラスチックに戻す！！！」と宣言した。

民主党のバイデン氏は、ストローなどの使い捨てプラスチック製品を2035年までに政府機関全体から排除する目標を掲げていた。

しかし、紙ストローへの移行にトランプ氏は以前から反発。

2020年大統領選の選挙集会でバイデン陣営に言及して、「彼らはストローを禁止したがっている。紙ストローを試してみたことはあるか？ あまり役に立たない」と批判。

「飲み物を吸うと、ふにゃふにゃになってしまう」と述べていた。

トランプ陣営は過去に、「リベラルの紙ストローは役立たず」というスローガンが入ったプラスチックストローを販売したこともある。