パパ活・吉川議員“3ない”で批判集中 国会欠席「仕事しない」「説明しない」「辞めない」
18歳の女子学生に飲酒させたと週刊誌に報じられ自民党を離党した吉川赳衆院議員(40)がきょう15日に閉会する国会の衆院本会議を欠席することが14日、分かった。
衆院事務局によるとこの日までに欠席届が提出されており、理由は非公表。吉川氏は記者会見などで報道について説明することもしておらず、周囲には「辞職の意向はない」としているという。
「仕事しない」「説明しない」「辞めない」の“3ない”の状態で批判は高まっている。
この日、公明党の佐藤茂樹国対委員長は国会内で「比例代表の枠で当選している。議席を自民党に返すのが筋だ」と記者団に述べた。自民党では、世耕弘成参院幹事長が議員辞職を重ねて要求。
「比例の議席を党に返すのが憲政の常道だ」と述べ、「先月後半の出来事を証明するのは簡単なはずだ。飲酒させていないなら、そう言えばいい」と強調した。
また、吉川氏の地元・静岡県の自民党県議40人は吉川氏に辞職を求める方針を決めた。
衆院が解散しなければ、2025年10月までが任期。辞職しなければその間、吉川氏には国会議員歳費、期末手当と、“文通費”と呼ばれる調査研究広報滞在費の計約1億円が支払われる。
岸田首相は「本人が説明責任を果たすことが重要だ」と述べるにとどまっているが、説明もなく議会も出席せず議員として居座る吉川氏と、対応しない岸田首相の姿勢が問われそうだ。