河野太郎氏 裏金問題は「最初から私は返還すべきだと言っていた…なぜか最終的にそうなりませんでした」
自民党総裁選(12日告示、27日投開票)への出馬を表明した河野太郎デジタル相(61)が1日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)に生出演。政治とカネの問題について言及した。
河野氏は、今回の総裁選出馬にあたり、政治資金収支報告書に不記載だった金額を返還するべきだという考えを示していることについて、「最初から私は、返還すべきだというのは言ってました。1月から2月に高松に視察に行った時も会見でも“けじめをつけて前へ進むべきだ”と言って、現に党の中でも、返還するべきだという議論が実際にされていました。ただ、なぜか最終的にそうなりませんでしたが」と、当初から“返還すべき”との考えだったとした。
そのうえで、「法律的には書類の訂正で終わった。捜査当局的にはそれで決着ということなのかも知れないが、本来、記載をしていなかった問題が、裏金、裏金とずっとそしりを受けているのだったら、これは一部に税金分を払ったらいいのではないかという議論もありましたけど、税金分などと言わずに、不記載になった金額をそのまま自分の手元から離しますと。それでけじめをつけて前へ進むということが1番理解されやすいのかなと」と説明した。
また、裏金議員に返還を求めた際、実際にどこに返還されるのがいいのかについては、「それは2次的な話で、国に戻せばいいのではないかと思いますが、やると決めたらどこへ戻す、どうやるっていうのは技術的な話ですから。決めればいいだけの話だと思います」と自身の考えを述べた。