ビートたけしが高齢者の本音代弁 収入あっても…「今の情勢に不安だから使えないんだよ」
お笑いタレント・ビートたけし(77)が22日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演し、高齢者の本音を代弁する場面があった。
政府が経済対策として住民税非課税の低所得世帯に3万円の給付をすることを取り上げ、現役世代の44歳のタレント・眞鍋かをりは「住民税非課税世帯って多分ほとんどが年金で生活してる高齢者の方だと思う。子育て世代にも1人当たり2万円って言ってるけど、子育て世代で住民税非課税世帯って多分比率的に相当少なくなると思う。不公平感があるというか…」と私見。
そして「高齢者の方々を目の前にして言いづらいですけど」とスタジオの共演者へのジョークで笑わせた後で「高齢者よりも若者にもっとお金を使ってほしいなっていうのは本音。子供にお金を使ってほしいですね」と話した。
元宮崎県知事で衆院議員も務めた東国原英夫氏は「非課税世帯というのは、高齢者が6〜7割ぐらいいるらしいんですけど、非課税世帯といっても高齢者はストック、預貯金があるから。収入がなくて非課税世帯になってる方たちもいるので、細かく調査が必要じゃないかと思う」と補足説明。
これを受けて、たけしは「収入があるからって言ったって今の情勢に不安だから使えないんだよ。お金持ってないと大変なことになるからと思って使えないんで。“大丈夫だよ、景気は良くなるんだから”と思えば使うよ、そりゃ」と高齢者の考えを説明。75歳の大竹まことも「そうですね」とうなずいていた。