1時間3千円のはずのキャバクラ、入店すると83万円の請求…「ぼったくり集団」主導の男を逮捕
愛知、三重の両県警は24日、名古屋市東区、風俗店経営の男(24)を、風営法違反(無許可営業)の疑いで逮捕したと発表した。
逮捕は22日。男が経営する愛知県内の飲食ができる風俗店でぼったくり被害に遭ったという相談が今年上半期(1〜6月)、県警に約40件あり、男が「ぼったくり集団」を主導していたとみて捜査する。
発表によると、男は4人と共謀し、同市中区のキャバクラ店で今年3月、50歳代男性に酒などを提供して無許可営業をした疑い。捜査関係者によると、男性は「1セット(1時間)で3000円」と誘われて入店したが、280倍の約83万円を請求され、約60万円を支払った。
上半期のぼったくり被害相談は74件で、男関連の店がその半数を占める。県警は男が10店以上を経営し、「名古屋最大のぼったくり集団」の中心人物とみて調べている。
ほかに22〜24日に逮捕されたのは、同市千種区、無職の男(30)、同市中区、会社役員の男(26)、同市東区、職業不詳の男(24)、同市中区、職業不詳の男(25)の4容疑者。