巨人 阿部監督の選手起用に東京ドームがどよめく 3回7失点のグリフィンに代打を送らず→村上に確信弾浴びて4回8失点KO
「巨人0−9ヤクルト」(29日、東京ドーム)
1軍復帰した巨人のフォスター・グリフィン投手が先発し4回11安打8失点でKOされた。
0−7で迎えた三回の攻撃。2死走者なしの場面でグリフィンが打席に立つと、東京ドームは騒然となり、大きなどよめきに包まれた。
攻撃に転じるのであれば、代打を出しても不思議ではない場面。だが打席に送り出した阿部監督は「先発って責任ありますから。1イニングでも長く行ってもらう」と説明。チームは大型連戦の真っ最中でもあり、1イニングでも多く投げて欲しかったという思いをにじんだ。
しかし助っ人左腕は村上に8失点目となるソロを浴びた。指揮官も決断し、五回から2番手で堀田をマウンドに送った。グリフィンは厳しい表情でベンチを後に。助っ人左腕は開幕ローテ入りしが、8日に「右腹直筋筋損傷」で出場選手登録を抹消され、この日が復帰戦だった。
チームは今季ワーストの9失点で大敗。3連勝を逃し、中止となった首位・阪神との差は1・5ゲームに開いた。