岸田首相、お土産は「ドラゴンボールこけし」初会談の35歳仏アタル首相は鳥山明さんに弔意
岸田文雄首相は1日夜(日本時間2日未明)、パリの首相府でフランスのアタル首相と会談した。
岸田氏は2027年までの日仏の幅広い協力目標を定めた新たなロードマップ(工程表)や、緊迫する国際情勢を踏まえ、日仏関係を飛躍的に強化させたいと言及した。アタル氏との会談は初めて。
昨年12月に決めた工程表はインド太平洋地域の国際秩序維持や防衛協力の拡大を盛り込んだ。
会談で両首相は、日仏がスタートアップ(新興企業)を含む経済や、安全保障、科学技術、漫画など包括的な分野で多層的発展を遂げていると歓迎。経済安保について意見を交わした。今年夏のパリ五輪と25年大阪・関西万博を通じた交流の活性化にも期待した。
アタル氏は、今年死去した漫画家鳥山明さんに言及し「多くのフランス人が漫画『ドラゴンボール』に慣れ親しんでいる」と弔意を示した。岸田氏はお土産としてドラゴンボールのこけしをプレゼントした。
アタル氏は今年1月、戦後の第5共和制では最年少の34歳で首相に就任した。