「具合悪そうだから飲みな」タクシー運転手(53)が10代乗客女性に睡眠薬飲ませ…昏睡強盗疑いで逮捕 ドラレコからSDカード抜いた形跡 警視庁
東京・江戸川区のタクシー運転手の男が10代の乗客の女性に睡眠作用のある薬を飲ませて現金などを奪ったとして、警視庁に逮捕されたことが分かりました。
捜査関係者によりますと、昏睡強盗の疑いで逮捕されたのは、江戸川区のタクシー会社に勤務する運転手・田中敏志容疑者(53)です。
田中容疑者は今年8月20日の朝から昼にかけて、自身が運転するタクシー内で乗客の10代の女性に睡眠作用のある錠剤を飲ませて意識を失わせたうえ、現金4万円やキーケースなどを奪った疑いがもたれています。
この日の昼過ぎ、女性が渋谷区円山町の駐車場で所持品が散らばった状態で倒れていたところを通行人が発見・通報して、事件が発覚しました。
田中容疑者は女性に「具合悪そうだから飲みなよ」と声をかけたうえ、錠剤と水を渡していて、女性は口にした途端、意識がなくなったということです。
車内を写したドライブレコーダーからはSDカードが抜かれていて、警視庁は田中容疑者が犯行を隠蔽した可能性もあるとみています。
取り調べに対し、田中容疑者は容疑を否認していますが、都内では他にも同様の被害が確認されていることから、警視庁は余罪があるとみて調べています。