牛角の“女性半額”キャンペーンが物議 真偽不明の情報拡散…運営元「適宜判断します」
焼き肉チェーン大手「牛角」の女性半額キャンペーンを巡り、一部から「男性差別ではないか」との疑問の声が上がっている。
さらに「性自認が女性であれば男性でも半額になる」との真偽不明の情報も拡散、物議を呼んでいる。運営元にキャンペーンの詳細を聞いた。
問題のキャンペーンは、牛角公式アプリ会員かつ月・火・水・木曜日の事前予約限定で、食べ放題の「牛角コース」「堪能コース」が女性のみ半額になるというもの。
キャンペーン期間は今月2日から12日までとなっており、男女で利用する場合は男性は通常料金、女性は半額料金で利用できるという。
キャンペーンは7日にさいたまスーパーアリーナで開催される「TOKYO GIRLS COLLECTION」への牛角店舗出展を記念し実施されるもので、リリースでは「食べ放題での注文量が、女性は男性に比べて肉4皿分少ないといった背景からスタートした本企画。女性だけの利用はもちろんのこと、男性も含めたみなさまで、お得な焼肉食べ放題を心ゆくまでお楽しみください」と企画の趣旨を説明している。
このキャンペーンを巡り、SNS上では「どうして女性だけ? 男性差別だろ」「男性差別商法」など、一部から批判の声が噴出。一方で、「女性の方が食べる量が少ないんだから何もおかしくない」「本来、食べる量が少ない女性は常に半額でも良いくらい」という声もあり、大きな議論となっている。
さらに、「牛角に問い合わせたところ、『性自認女性でも可』だそうですよ」という真偽不明の情報も拡散。「入るときだけ、性自認女で出た後男になるわ」など、性別詐称に関する書き込みが乱発される事態となっている。
牛角を運営する株式会社レインズインターナショナルの担当者は、キャンペーンの反響について「予約を多数いただいております」と回答。拡散した「性自認女性もキャンペーン対象」という情報については「店舗にて適宜判断します」としている。