「ばかたれ」「ぶっとばすぞ」看守が暴言 名古屋刑務所の看守7人を処分 死亡した受刑者の家族「適切な医療行われなかった」と提訴
名古屋刑務所の看守が男性受刑者に対して「ばか」「ぶっとばすぞ」などと暴言を吐いていたことが分かりました。
受刑者の家族の代理人弁護士がまとめた資料などによりますと、2022年、名古屋刑務所にいた70代の男性受刑者に対し、看守が「ばかたれ」「どあほ」「ぶっとばすぞ」などと暴言を吐いたほか、水や薬を求める訴えに対応をしなかったということです。
男性は2022年3月に刑務所の病棟で死亡。
家族側は適切な医療が行われなかったなどとして、2023年4月に東京地方裁判所に提訴しています。
名古屋刑務所を管轄する名古屋矯正管区は、暴言を吐くなどした看守7人を6日付けで戒告処分や訓告などの措置としました。
名古屋刑務所では、以前にも、看守が受刑者に日常的に暴行などを繰り返していたことが発覚していました。