ポケットビスケッツ&ブラックビスケッツ25年ぶり紅白出場 2組でのTV出演は21年ぶり
内村光良(59)千秋(52)ウド鈴木(53)によるポケットビスケッツ(ポケビ)と、ビビアン・スー(48)南原清隆(58)天野ひろゆき(53)によるブラックビスケッツ(ブラビ)の2つの音楽ユニットが、25年ぶりに大みそかのNHK紅白歌合戦に出演することが16日、分かった。
98年の紅白出演の後にそれぞれ活動休止しており、2組そろってのテレビ出演は21年ぶりとなる。
今年の紅白で、寺尾聰の出演が発表されているテレビ放送70年を記念した特別企画「テレビが届けた名曲たち」で登場する。今年の紅白歌合戦のテーマは「ボーダレス−超えてつながる大みそか−」に合わせ、歌唱楽曲は後日発表される。
2ユニットは90年代の日本テレビ系「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」の番組企画で結成。ウンナンとキャイ〜ンが分かれ女性ボーカルを入れた構成でヒットを連発し、番組の枠を超える活躍を見せた。
先行のポケビは95年にTERU(内村)UDO(ウド)CHIAKI(千秋)の3人で活動を開始し翌年4月にCDデビュー。2枚目シングル「YELLOW YELLOW HAPPY」はセールス100万枚、「POWER」はオリコン1位を獲得するなど、シングル3作でミリオンセラーを達成。00年には松任谷由実とのコラボ曲「Millennium」を発表した。
ブラビはポケビの“ライバル”として97年に、南々見狂也(南原)天山ひろゆき(天野)ビビアン(ビビアン・スー)のキャラで登場。千秋の高い歌唱力に対して、ビビアンのコケティッシュな魅力でポケビに負けない人気を獲得した。同年12月「STAMINA」でデビューし、翌98年4月の「Timing」は148万枚のセールスを記録した。
98年の紅白に「スペシャルバンド」としてダブル出場後は発展的な形をとり、ブラビは99年、ポケビは00年から活動を休止。02年の番組最終回で登場したのが最後のそろい踏みだった。
ただ、その後も人気は根強く、18年には、日本テレビ系「24時間テレビ」でポケビが一夜限りの復活。昨年末にはブラビが「日テレ系音楽の祭典ベストアーティスト2022」で復活を果たしていた。
最近では千秋が自身のYouTubeで、チャンネル登録者100万人に到達したらポケビを1日復活させるという目標を告知。南原もブラビのメンバーで集まった写真を公開するなど、ユニット愛や親交が続いていることを明かしている。