東京ディズニーランドのチケット代欲しさにパチンコ景品交換所への強盗を企てたとして警視庁亀有署は２２日までに、強盗予備の疑いで埼玉県吉川市の会社員の男（２２）を逮捕した。
容疑を認め「ディズニーランドの年越しチケットの代金を立て替えた彼女から、お金の支払いを催促された。簡単にお金を得ようと強盗を思い立った」などと供述。代金は２万２０００円だった。逮捕は２０日付。

逮捕容疑は１９日深夜、東京都葛飾区のパチンコ景品交換所から金品を盗む目的で男性従業員（７１）に対し「中へ戻れ」などと言って、犯行の機会をうかがった疑いが持たれている。

亀有署によると、男性が店の鍵を閉めていたところ、男から声を掛けられた。
果物ナイフが握られていたことから、驚いた男性は約９０メートル離れた交番に「泥棒、泥棒」と叫びながら逃げ込んだ。
防犯カメラの映像から、男の関与が浮上。同署は金銭が目的だったと判断し、２２日に強盗未遂容疑で送検した。

東京ディズニーリゾートのパーク内で年を越せる「ニューイヤーズ・イヴ・パスポート」は人気が高く、当選者しか購入できないプレミアム・チケット。
男は、同棲中の女性がディズニー好きだったことから、一緒に年越しイベントに行くため女性に黙って応募。
当選したものの、支払えるだけの金銭を持っていなかったという。

短絡的な行動で、彼女へのサプライズ計画を台無しにしたばかりか、勾留施設で１人寂しく新年を迎えることになってしまった。