頂き女子りりちゃん「愛知なんて得体の知れないとこに…」逮捕時の心境を明かす 獄中日記はコアなファンを獲得中
「頂き女子りりちゃん」を名乗り、男性の恋愛感情につけ込んで金銭をだまし取った罪などで懲役9年、罰金800万円の判決を受けた渡辺真衣被告が22日、獄中日記を更新。「愛知なんて得体の知れないとこに…」と、逮捕された時の心境をつづった。
獄中日記は、X(旧ツイッター)アカウント「りりちゃんはごくちゅうです」で公開。渡辺被告を支援するフォトグラファーが管理している。
愛知県警は昨年5月、渡辺被告が販売した詐欺マニュアルを使って40代男性から現金をだまし取った疑いで名古屋市内の大学生の女(執行猶予付きの有罪判決)を逮捕。さらに同年8月には、詐欺マニュアルを販売した疑いで渡辺被告を逮捕していた。
獄中日記では「私は東京のどこかの留置所にいれてもらえると思っていた。(原宿留置所だったらいいなあ)なんて、手錠かけられながら考えていた。なのに 愛知行くって。どういうこと?? そんなのムリなんだけど。歌舞技街から そんな はなれたとこ行くってムリなんだけど。うけいれられない。これから愛知なんて得体の知れないとこに私つれてかれちゃうなんて信じられない。歌舞技町から離れたくない。」と当時の心境を吐露。葛藤の末に「だから、車の中で『愛知 行くの 私 うれしい』って 私は言った。おまわりさんに『どうしてー??』って聞かれたから答えた『歌舞技町から やっと 離れられるからっっ』」と結んでいる。
獄中日記はほぼ毎日更新されているが、自身の悲しみや苦しみを訴える一方で、被害者への謝罪の言葉はない。ただ、多額の金をだまし取った話術ゆえか「話上手だわ、この文章書けるんだから。人生経験あるおぢでも助けてあげなきゃかも…って思うやろね」「読み入っちゃう文章だね」「ドラマ化希望…」と一部のコアなファンを獲得している。一方で「シャバに戻る前からもう何発か何かを起こそうと虎視眈々と狙ってる文章にしか見えん」「何という凶悪さ、人の心の操り方が解ってる文章で、恐怖さえ感じる」「こういう凶悪犯罪者をカリスマに仕立てあげる風潮めちゃくちゃ嫌い」など、冷静な意見もある。
渡辺被告は4月、名古屋地裁で実刑判決を言い渡され、弁護側が控訴。判決によると、50代の男性3人から計1億5500万円余りをだまし取り、それらの金を申告せず4000万円を脱税した。だまし取った金の大半はホストクラブに費やしたとみられる。