焼き肉「韓国苑」大学生バイトが不衛生行為...動画に批判 運営会社が解雇し謝罪「顧問弁護士と相談」
焼き肉店のアルバイト従業員4人が、厨房内で不衛生な行為をしたとして、運営会社の「大心産業」(大分県別府市)は15日、謝罪文を公式サイトに掲載した。
問題が発覚したのは、別府市内の焼き肉店「韓国苑」。
アルバイト従業員4人が厨房内で、商品を面白おかしく素手で食べたり、ソフトクリームメーカーから口に直接流し込んだりしていた。
その模様を収めた動画がSNS上で拡散し、いわゆる「バイトテロ」だとして波紋を広げていた。
大心産業は15日、「コロナ禍で衛生管理が問われる中、当該行為によりお客様に大変不快な思いをさせてしまいましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、「直ちに再度従業員教育を徹底し、再発防止に努めてまいります」としている。4人は懲戒解雇処分とした。
同社営業管理部の担当者は取材に対し、問題の従業員はいずれも成人した大学生だと明かす。
騒動を受けてすぐに4人に確認したところ、動画は撮影者がインスタグラムに限定公開し、意図せず閲覧者に拡散された。
14日に影響力のある動画配信者に取り上げられたところ、各店舗に問い合わせの電話が殺到したという。
4人は動機について「ただ調子に乗って、悪ふざけだった」。投稿した理由は「重く受け止めていなかった。調子に乗って楽しかったから載せた」と説明している。常習性は否定したという。
担当者によれば、問題の行為は閉店間際で客がいない中で行われた。廃棄処分となる商品を4人で食べ、商品が提供された事実はないとする。
ソフトクリームメーカーについては「機械の仕様で、毎日、抽出口などをアルコール殺菌して、中の原液は煮沸で殺菌をしています。保健所にも聞きましたが、この対応で問題ないとの指導を受けました」と答えた。
「当然、売上にも影響があるでしょうし、各店舗・本部の業務に電話対応などで支障が出ている状態です。なにより心証が失墜している状態でしょうから。今後、どれくらいの影響があるのかは、正直私どもも今回のようなケースは初めてですのでわからず、顧問弁護士と相談しながら今後の対応を考えていきます」