キャバ嬢がブチ切れたクリスマスプレゼント「お前とペアの指輪なんて欲しくねえ」
今年もクリスマスがやってくる。飲食店の時短営業が解除されて、お気に入りのキャバ嬢の店に行くか……と考える男性もいるかもしれない。
クリスマスといえばプレゼントが定番だが、中には空気を読まずキャバ嬢がドン引きするプレゼントをくれる客も少なからず存在する。
今回はキャバ嬢に「客からもらった悲惨なクリスマスプレゼント」を聞いてみた。
まず、答えてくれたのは都内のキャバクラに勤務するミアさん(仮名・26歳)。
「1番、最悪だったのはクリスマスに同伴をブッチされたことですね。クリスマスはイベントなので強制同伴のノルマがあるんです。こちとら11月から客に営業をかけてイブと25日の客予定を入れているのに、当日に連絡がとれなかったんです。同伴できなかった場合は罰金なので、実質タダ働き同然。キャバ嬢にとってイベントのノルマは死活問題なので、約束したら必ず行くようにしてください!(怒)」
筆者もキャバクラ現役時代は、クリスマスから年末にかけてのイベントノルマは血ヘドを吐く思いだった。
たとえ彼氏がいようとキャバ嬢は出勤しないといけないので、そこを察して店に来てくれると本当にありがたい。
続いて、答えてくれたのは大阪のキャバクラに勤務するエリナさん(仮名・24歳)。
カラオケがある店で働いているというエリナさんは一昨年の店のクリスマスイベントに客から「この世でもっともいらないプレゼント」をもらったという。
「一昨年のクリスマスにいつもハウスボトルしか飲まないし1セットで帰る客が、カラオケで『俺の気持ち、歌うわ』とカラオケを歌ったんです。曲名は言えないのですが、『お金もないし〜、力もないし〜、地位も名誉もないけど〜、君のこと離したくないんだ』という歌詞。
その曲自体はむしろ好きだし、アーティスト自体も若いので可愛いなとは思うんやけど、その客は41歳のオッサンやで? 最低料金しか出せない奴が何歌ってんねん!とブチ切れそうになりましたね」
続いて話を聞いたのは、都内のラウンジに勤務するリノ(仮名・31歳)さん。キャバクラ嬢といえば、数人の客に同じブランドのアクセサリーをおねだりして、1つだけは身につけて他のアクセは質屋で売りさばくという風習が古くからある。リノさんも20代の頃、その方法で客から指輪をもらおうとしたというが……。
「昔、流行っていたカルティエの指輪を数人の客におねだりしたんですよ。5人の客全員に買わせたのですが、1人の客が『俺もお揃いで買っちゃった』とペアリングで買ってきたんですよね。それくらいならキモイけれどまだ許せる範囲ですが、なんとペアリングに私とそいつのイニシャルを刻印していたんです。
刻印された指輪なんか質屋に持っていっても大した値段にならないのに……。他の客からもらった指輪は無事に買取してもらえましたが、この一件で客にアクセをおねだりするのはやめました」
最後に話を聞いたのは、都内のキャバクラに勤務するマイさん(仮名・27歳)。悲惨なプレゼントというわけではないが、この時期に必ずいる「あるもの」を持ってくる客にマイさんは迷惑しているという……。
「クリスマスの時期になると、誰かが必ず持ってくるケーキですね。クリスマスから年末は繁忙期で毎日飲むので甘いものなんか食べたくないんですよ。持って帰ったとしても、酔っているので冷蔵庫に置きっぱなし。それにケーキって生クリームだと賞味期限が当日じゃないですか。なぜ、仕事終わりに賞味期限が切れるものをあげようとするんですかね? スイーツをくれるなら、せめて日持ちするものにしてください」
このように、普通の女性なら喜びそうなものでもキャバ嬢にとってはただの迷惑なんてことにもなりかねない。キャバ嬢へのプレゼントを選ぶ際は、あらかじめ欲しい物を聞いておいたほうが無難かもしれない。