「完全歩合制だから頑張ろう」セクシーキャバクラに女性を勧誘・無許可営業の疑い 暴力団の資金源か 愛知
名古屋の繁華街でセクシーキャバクラを無許可で営業したとして、実質的経営者の男が逮捕・送検されました。
警察は、店の売り上げが、暴力団の資金源になっていたとみています。
風営法違反の疑いで7日までに逮捕・送検されたのは、名古屋市千種区の会社役員、吉川直希容疑者(36)です。
警察によりますと、吉川容疑者は去年、中区錦3丁目のセクシーキャバクラ「MEMORY」など3店舗で、必要な許可を得ないまま、法律で定められた広さよりも狭い個室をカーテンで仕切ってつくり、客に飲食をさせた疑いがもたれています。
警察の調べに対し吉川容疑者は、「よくわかりません」と容疑を否認しています。
吉川容疑者はセクシーキャバクラグループの実質的経営者で、警察は店の売り上げが指定暴力団六代目山口組弘道会の資金源になっていたとみています。
また、警察はこのグループの従業員、木下智晴容疑者(41)ら4人を、セクシーキャバクラの女性従業員を募集した容疑で再逮捕・送検しました。
4人は、女性3人(19〜31歳)に、卑わいなサービスを提供する店だと告げた上で「完全歩合制だから頑張ろう」などと勧誘した疑いがもたれています。
警察の調べに対し木下容疑者は、「違反になるとは思っていなかった」と容疑を否認しています。