23年5月、キャバクラ店を家宅捜索する県警捜査員

2023年4月、静岡県三島市内のキャバクラ店で、16歳の少女らをホステスとして雇い接客をさせた疑いで、警察は7月5日、刑務所で服役していた店の実質的経営者の男を逮捕しました。

風営法違反の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の男（36）です。
警察によりますと、男は23年4月下旬、県中部地区に住む16歳の少女ら6人を18歳未満であると知りながら、三島市のキャバクラ店「グレイス」のホステスとして雇い、接客をさせた疑いが持たれています。

捜査関係者によりますと、男は別の事件で有罪判決を受けていて、横浜刑務所で服役していました。
男は店の実質的経営者で、従業員らに売り上げ日報を刑務所へ届けるようにさせていたほか、少女を雇い経営することについて手紙などで指示を出していたとみられるということです。

警察は、23年5月店舗の家宅捜索を行った際にも、店内に16歳の少女5人がいたことを確認していました。
警察は、男が常習的に18歳未満の少女を雇い接客をさせていたとみて全容の解明を進めています。