ジャニーズカウントダウンライブの歴史　Photo by スポニチ

旧ジャニーズ事務所の大みそか恒例イベント「カウントダウンコンサート（カウコン）」が、今月にも設立される新会社の下、東京ドームで開催される方向で調整されていることが1日、分かった。

毎年旧ジャニーズ勢の大みそかは、NHK紅白歌合戦とカウコンへの出演が定番となっていた。
ただ、故ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、NHKは同事務所所属タレントの新規起用について「被害者への補償や再発防止の取り組みが着実に行われていることが確認できるまで当面行わない」と明言。新規起用に該当するため、紅白は現状では出場しないもよう。その分、ファンはカウコンの開催の可否に注目している。

「カウコンがないと年が明けない」といわれるほど、ファンにとってカウコンは一大行事。出版関係者は「カウコンを見に来るのは、希望するファンの人たち。開催は例年通りにするべきという判断となったのでしょう」と語った。

紅白だけでなく、カウコンを毎年生放送していたフジテレビは先月の定例会見で編成の都合も踏まえ今年は放送しないと説明。それでもタレントたちは一年の締めくくりに向けて気勢を上げている。
事務所関係者は「タレントからは“大みそかはカウコンでファンと年越しできればいい”“この状況でも付いてきてくれているファンのためにも一層頑張りたい”との声が上がっている」と明かす。スタッフも新体制で初の“会社を挙げてのイベント”へ、熱い思いを抱いているという。「ファンへの感謝はもちろん、仕事に影響が出ても前を向いて頑張っているタレントたちをなんとか後押ししたいとの気持ちも強い」とした。

SMILE―UP.（旧ジャニーズ事務所）が立ち上げる新会社の社長には、コンサルティング会社「スピーディ」代表取締役社長の福田淳氏（58）が就任する方向。レコード会社関係者は「カウコンは、最終的には新社長の判断次第でしょう。やるとなれば、例年プラチナチケットとなっていてテレビ中継もないだけに、生配信もあり得そうです」と話した。