ネットなどに児童ポルノ、13~68歳の男女544人を国際捜査で摘発…国内は高校教諭や中学生ら111人
インターネット上に児童ポルノ画像を公開したなどとして、警察庁は4日、シンガポールや韓国など6か国・地域の警察による集中取り締まりを行い、13~68歳の男女544人を摘発したと発表した。
児童ポルノが保存されたスマートフォンやパソコン、USBメモリーなど計約550点を押収したという。国際捜査はシンガポール警察の呼びかけで行われ、日本警察の参加は今回が初めて。
取り締まりは2月24日~3月28日に実施された。国内では、外国人を含めて中学生や会社員、高校教諭ら14~68歳の男女111人が児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列、製造など)や不同意性交などの容疑で摘発された。このうち逮捕者は28人に上った。
全国の警察は、参加国から提供された児童ポルノ関連の捜査情報などをもとに、児童ポルノをフリーマーケットアプリなどで販売したり、SNSのグループチャットで少女に性的暴行を加える動画を共有したりしていた容疑者らを特定した。
警察庁は「児童ポルノを摘発する捜査には国際連携が非常に重要。児童の性的搾取をなくすため、今後も効果的な取り締まりを推進していく」としている。