借り上げ住宅を待機所に…風俗店責任者に有罪-
東日本大震災の被災者を対象にした借り上げ住宅制度を悪用し、借りた部屋を派遣型風俗店従業員の待機所に使ったとして、福島地裁は9日、詐欺罪に問われた同風俗店責任者の佐原英和被告(41)(福島県郡山市富田町)に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。
同制度は、被災者を受け入れた都道府県が民間のアパートや公営住宅などを借り上げ、無償で提供するもの。
判決によると、佐原被告は福島市黒岩、同風俗店経営佐久間次夫被告(37)(分離して公判中)と共謀。
同風俗店の新潟店の従業員待機所に使う目的を隠し、2011年12月〜昨年3月の間、佐久間被告らが被災者として住むよう装って新潟市のマンション2部屋を無償で借り、新潟県から家賃約70万円をだまし取った。
同制度は、被災者を受け入れた都道府県が民間のアパートや公営住宅などを借り上げ、無償で提供するもの。
判決によると、佐原被告は福島市黒岩、同風俗店経営佐久間次夫被告(37)(分離して公判中)と共謀。
同風俗店の新潟店の従業員待機所に使う目的を隠し、2011年12月〜昨年3月の間、佐久間被告らが被災者として住むよう装って新潟市のマンション2部屋を無償で借り、新潟県から家賃約70万円をだまし取った。