人手不足を理由に避難勧告見送る 母娘死亡の北海道礼文町、道の再三の要請に
24日の大雨による土砂災害で母娘が死亡した北海道礼文町が、災害発生前に道から避難勧告を数回促されながら、人手不足などを理由に見送っていたことが26日、道と町への取材で分かった。
町の今井優総務課長は「別の地区でも土砂災害があり、避難勧告を出しても対応する人手がなかった。母娘が死亡した現場への道も寸断されて危険だった」と説明した。
2人が死亡した土砂崩れは24日午後1時ごろに発生。
道宗谷総合振興局は、稚内地方気象台と道が土砂災害警戒情報を出したことや大雨の状況を踏まえ、同日午前11時半ごろから3、4回にわたり、町に避難勧告を出すよう電話で伝えた。
振興局は災害発生後も避難勧告するよう助言を続けたが、町の勧告は24日午後4時50分だった。
町の今井優総務課長は「別の地区でも土砂災害があり、避難勧告を出しても対応する人手がなかった。母娘が死亡した現場への道も寸断されて危険だった」と説明した。
2人が死亡した土砂崩れは24日午後1時ごろに発生。
道宗谷総合振興局は、稚内地方気象台と道が土砂災害警戒情報を出したことや大雨の状況を踏まえ、同日午前11時半ごろから3、4回にわたり、町に避難勧告を出すよう電話で伝えた。
振興局は災害発生後も避難勧告するよう助言を続けたが、町の勧告は24日午後4時50分だった。