風俗スカウト集団のトップら4人再逮捕 オークション形式で330人の女性をあっせん、犯罪収益収受の疑い
スカウトグループが交流サイト(SNS)で勧誘した女性を全国の性風俗店に「オークション」形式であっせんしていた事件で、警視庁保安課は11日、職業安定法違反(有害業務紹介)の疑いで、東京都新宿区の無職・遠藤和真容疑者(33)を、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の疑いで、三重県名張市の無職・堀永純太容疑者(27)ら20代の3人を再逮捕したと発表した。再逮捕は9日付。
再逮捕容疑では、遠藤容疑者は4月ごろ、大分県別府市内のソープランドに女性=当時(28)=を紹介し、従業員として雇用させたとされる。
堀永容疑者ら3人は、それぞれ3〜5月、同市のソープランドで自らが紹介した女性従業員が稼いだ売上金の一部など約1万6000〜28万3000円を所属するスカウトグループに郵送させて、受け取ったとされる。
同課によると、遠藤容疑者は否認、堀永容疑者ら3人は「間違いない」と容疑を認めている。
保安課によると、遠藤容疑者がリーダーを務めるスカウトグループ「アクセス」には約160人の構成員がおり、堀永容疑者ら3人もメンバーだった。
勧誘した女性の顔写真などを全国の性風俗店に一斉送信し、女性に払う「最低保証金」を最も高く提示した店にあっせんしており、堀永容疑者ら3人は2023年6月〜24年11月に計330人の女性を紹介していた。