全世界からの外国人入国を30日から禁止、首相「最悪の事態避けるため」
岸田首相は29日午後、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大を受け、「最悪の事態を避けるために緊急避難的な予防措置として、外国人の入国は30日午前0時から全世界を対象に禁止する」と発表した。
政府は外国人の新規入国を原則禁止しているが、今月8日から、ワクチンの接種や活動計画書の提出などを条件に留学生や技能実習生、ビジネスでの短期滞在者らを対象に外国人の新規入国を認めていた。南アフリカなど9か国は例外としていた。
日本人の帰国や外国人の再入国については、政府は南アフリカなどアフリカの計9か国を対象に、国指定の施設で10日間の待機を求めていた。
オミクロン株が確認された14か国・地域に対しこうした措置を取る。国・地域に応じて、待機期間を定める方針だ。