国内ニュース 女性ヘルパー、入所者の裸の写真を撮影・顔にヒゲを書く…施設内部から市に通報
認知症がある入所者の裸の写真を撮影するなどの虐待を繰り返していたとして、大阪市は21日、同市旭区の介護保険施設「グループホームつながり城北」を、介護保険法に基づき、2月1日から半年間新規入所者の受け入れ停止とし、介護報酬を3割減額する処分にした。
発表によると、施設では2019年12月〜20年10月、女性ヘルパーが認知症で高齢の女性入所者に対し、▽裸の写真を携帯電話で撮影してほかの職員数人に送信▽顔にヒゲを書く▽髪の毛を切る▽手をたたく▽床に寝かせて胸をつかむ――などの虐待を繰り返した。別の女性ヘルパーも、別の女性入所者の足を縛るなどの身体拘束を行ったという。
昨年10月下旬に施設内部から市に通報があり、発覚。施設は18年1月に開設され、昨年11月時点で27人が入所しているという。
施設は取材に「入所者に大変申し訳ないことをした。当該のヘルパーは退職し、改善に向けて取り組んでいる」としている。