「人々を罰したい」独大学で18歳男子学生が発砲後に自殺、女子学生死亡
ドイツ警察やメディアによると、同国西部ハイデルベルク大の講堂で24日午後0時半(日本時間同8時半)ごろ、男子学生(18)が銃を発砲し、女子学生(23)が搬送先の病院で死亡、他の3人も軽傷を負った。
男子学生は発砲後、講堂の外で自殺。ソーシャルメディアに「人々を罰したい」と書き込んでいた。警察は動機の特定には時間が必要だとしている。
ハイデルベルク大は1386年に設立されたドイツ最古の大学で、ノーベル賞受賞者を複数輩出してきた。
警察によると、男子学生は銃の所持許可を持っていなかった。過去に精神的な病気を患った可能性があるという。数日前に国外で銃を購入し、犯行には100発以上の銃弾を持参していた。警察は単独犯行とみている。
講堂には約30人がおり、パニックになった。現場は大学病院や自然科学系学部が集まるキャンパスの一角で、事件直後は多数の警察車両が出動し、封鎖された。
ドイツメディアは24日、現場を医学部講堂と報じたが、事件時に居合わせたのは他専攻の学生らとみられる。