値上げの「うまい棒」 消費者の理解に感謝「利益を出すことで、駄菓子文化の存続と発展に努めたい」
駄菓子メーカーの「やおきん」(本社・東京)が1日、公式ツイッターを更新。同社の看板商品である「うまい棒」の希望小売価格を、4月出荷分から10円から12円(ともに税抜き)に値上げしたことについて投稿した。
やおきんは長文のコメントに商品の写真を添えた画像を投稿。「なくなっちゃうほうが、悲しいから。うまい棒値上げのニュースが流れたとき、そんな声をたくさんいただきました。1979年の発売以来初の価格改定は苦渋の決断でしたが、思いもよらなかったお客さまからの温かい言葉の数々に、感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。消費者に“ありがとう”の思いを伝えた。
さらに「未来の子どもたちにも、これからも駄菓子のおいしさと楽しさを届けていくために。ちゃんと利益を出すことで、駄菓子文化の存続と発展に努めていきたい。やおきんの、2円分の決意です」と述べて、今後もいい商品を作り続ける覚悟を示した。
うまい棒は「チーズ味」や「めんたい味」などの種類があり、一律の価格引き上げとなった。主原料となる米国産トウモロコシや植物油脂の価格が上がっていることなどが原因とみられる。これまで原材料高を理由に内容量を減らしたことはあったが、価格は据え置いていた。