松本人志 上島竜兵さん追悼 「痛みが伴う笑いがダメ」な風潮に「BPOさん、どうお考えですか」
「ダウンタウン」の松本人志(58)が15日、フジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。11日に急死したお笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵さん(享年61)を追悼した。
20代からテレビなどで共演し、40年以上の長い付き合いがあった松本は、声を震わせながら沈痛の思いを吐露。
さらに「理由は一つじゃないんでしょうけど、ダチョウ倶楽部の芸とかお笑いがテレビではやりづらくなってて。そういう思いとかジレンマとか、痛みを伴う笑いがダメと言われてしまうと熱湯風呂とかアツアツおでんとかもできない。僕なんかはあの芸が有害なんてちっとも思わないし。それだけが理由とは思わないですけど“BPOさん、どうお考えですかね”ってちょっと思いますね」と時代や風潮に疑問を呈した。
ゲストで歌手の大黒摩季が「松本さんが言うように、最近いわゆるバッシング勢だけが発言権を持ってて、逆に肯定派は口に出さないから…そういうところをみんな表現の自由を奪って、奪われていくから、松本さんの話を聞いていてずーんと胸が痛くなった。残念でならない」と同じ表現者の立場として共感。
松本も「そうなんですよね…直接、連絡先知らないんですけど、なんかもし、今も芸人で(悩みなどを)抱えてる人がいたら間接的にでも連絡欲しい。俺に何ができるかわからないけれど」と述べた。