線路上に複数の傘、撤去の1時間後には三角コーンも…相次ぐ被害で捜査開始
和歌山市の和歌山電鉄貴志川線の線路上で14日午後、傘などの障害物が相次いで見つかった。
けが人はなかったが重大事故につながりかねず、県警和歌山東署が電汽車往来危険容疑で捜査している。
発表によると、同日午後2時50分頃、和歌山市有家の日前宮駅付近で、線路上に複数の傘が放置されているのを駅員が発見し、撤去した。
約55分後の3時45分頃には、和歌山駅発貴志駅行きの電車の運転士が、日前宮駅から5駅離れた同市吉礼の吉礼駅付近を運行中、線路上に障害物があることに気づいた。電車を緊急停止させて確認したところ、複数の傘と三角コーンとわかり、すぐに撤去した。
さらに約10分後の3時55分頃には、反対方向に向かう電車の運転士が同駅付近の線路上につぶれた状態の傘が複数本あるのを見つけ、電車を緊急停止させて撤去した。
この影響で2本の電車は3〜4分程度遅れたが、けが人はなかった。